1月16日、電柱の自己給電型センサーの応用条件を調査する国網新疆情報通信公司の運用保守担当者。撮影・李慶
750kV達吐(達坂城〜吐魯番)1線42号電柱自己給電型センサーの試験運営が始まってから2月27日で丸1ヶ月となった。設備の運営は現在安定しており、データが正確に伝送されている。これは電力業界が初めてマイクロエネルギー収集技術を利用して電力設備センサーへのエネルギー供給に成功したことを示している。新疆電網の砂漠地帯などにおける無人地域の設備メンテナンスの制限問題を真に解決した。中国新聞網が伝えた。
センサーの運営の信頼性をさらに高めるため、国網新疆電力有限公司は新技術の研究開発を積極的に行い、微風、日照、振動、温度差などのマイクロエネルギー収集技術の電力分野における応用の実行可能性を模索した。圧電効果と磁気機械電気変換の原理を利用し、風速2.5m/sでも共振を生み出せるエネルギー収集・変換ユニットを設計し、マイクロエネルギーをセンサーに必要な電力に変換するエネルギー供給装置を研究開発し、センサーの容易な配置、自己給電、メンテナンスフリーにした。実験室での複数のシミュレーション試験を経て、新疆達坂城風力発電所と750kW達吐1線42号電柱で試験的に応用されており、発電所の風力発電効率予測及び送電線周辺の気象観測を効果的に支えている。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年3月3日