珠海興業快速線トンネルプロジェクトの現場で、重さ4500トンで高さが5階建て以上のビルに相当する超大直径シールドマシンが勢いよく掘進していた。カッターの回転に伴い、トンネルが1メートルずつ掘られ、セグメントが設置されていった……。このシールドマシンは中交天和機械設備製造有限公司が独自に開発した世界初の超大直径同時掘進機「興業号」で、初めて掘進中のセグメントの同時組立を実現した。科技日報が伝えた。
一般的なシールドマシンのカッターはシリンダによって推進され、カッターが前進した後にセグメントを設置する必要がある。シリンダの推進距離は2メートル余りで、セグメント1枚の幅は2メートルだ。そのため2メートル掘進した後に停止しセグメントを設置しなければならない。1枚分の掘進に60分近くかかり、これを設置するのは45分近くかかる。「興業号」は従来のシリンダー設計を変え、推進距離が4メートルにものぼる。掘進しながらセグメントを設置でき、その施工速度は中国内外の同類掘進機を25−35%上回る。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年1月11日