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2023年の春節(旧正月、23年は1月22日)が近づき、春節旅行市場には徐々に活況が戻っている。春節に伴う連休期間の旅行商品の予約量は前年同期に比べて45%増加し、1人あたり旅行支出は同53%増加した。国内の旅行目的地へ向かう航空券の予約状況を見ると、その6割で予約量が前年同期を超えた。春運(春節期間の規制・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)が近づいて航空券価格が値下がりし、航空券の平均支出額は873元(1元は約19.5円)になった。
春節連休の長距離旅行 予約72%増
携程旅行網が5日に発表した「2023年春節旅行市場予測報告書」によると、1月5日現在、春節連休期間の旅行商品の予約量は同45%増加し、1人あたり旅行支出は同53%増加した。1-5日の春節旅行商品の1日あたり予約量を見ると、前の日と比べて30%増のペースで急速に増え続けた。春節旅行市場は元旦に伴う3連休の勢いが続いているだけでなく、予約のピークが一層早く訪れた。同報告書は、「春節旅行の予約ピークが到来するタイミングは、元旦連休の際の予約ピーク到来より1週間早くなっている」としている。
帰省して家族や親族に会う、旅行先で旧暦の新年を迎えるなどの「春節大移動」の様子は、新型コロナウイルス感染症の発生前に戻ったように見える。同報告書によれば、1月5日現在、春節連休期間の旅行の予約では長距離旅行が7割を占め、前年同期比で72%増加した。また春節連休期間の航空券予約量は同約15%増加し、国内の旅行目的地の6割で、そこへ向かう航空券予約が前年同期を超えたという。
現時点での予約全体の状況によると、春節の10大人気旅行目的地には、上海、北京、三亜、広州、成都、深セン、昆明、杭州、重慶、海口が並んでいる。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年1月6日