中国の宇宙ステーションが建設されて以降、乗組員は船外活動を複数回実施している。複数科学技術の試験・研究を行うとともに、複数の研究成果を上げている。中央テレビニュースが伝えた。
中国の宇宙ステーションの生命生態実験ラックの中で、稲とシロイヌナズナがすくすくと成長しているところだ。7月末に栄養液を注入した後、稲とシロイヌナズナは発芽と成長を経て、成熟段階に入った。中国の有人宇宙事業ペイロード運営・制御ホールで、科学研究者はその成長の変化を緊密に注視している。
中国科学院宇宙応用センター研究員で、統合技術センター副センター長の張璐氏は、「シロイヌナズナはライフサイクルが比較的短く、最初に成長したシロイヌナズナはすでに種から種になるまでのサイクルが終了した。稲には小さな緑の穂が見られ、実際には宇宙で初となる出穂を開始している」と話した。
微小重力条件での種から種になるまでの全ライフサイクルの研究に関して、シロイヌナズナにはすでに成功した先例がある。今回の実験の科学目標は、質向上と増産のさらなる研究だ。稲の種から種になるまでの全ライフサイクルの栽培は世界初となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年11月7日