1999年に初めて山西省を訪れた連達さんは、目の前に広がる古代建築の素晴らしさに圧倒された。その後、連さんはペン画の描き方、建築パース、古代建築構造に関する知識を独学で習得。それから23年間、山西省にある古代建築を2千ヶ所以上訪れ、折り畳み椅子に腰かけ、紙とペンを使って2500点以上の作品を描き、古代建築の姿を記録してきた。
「地上の文化遺産を見るなら山西省を見よ」と言われるように、同省には2万8027ヶ所の古代建築が現存している。うち元代以前の木造建築は509ヶ所あり、全国の8割以上を占める。特に全国にわずか4件しか残っていない唐代の木造古代建築はいずれも山西省にある。連さんは、「山西の古代建築は、量・質ともに世界の宝といえる。私のペン画を通して、より多くの人々がそれらに注目し、保護意識を持ってくれればと願っている」としている。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年9月2日