重度の貧血で南京医科大学附属泰州人民病院の診察を受けたある女性が、血液型と血液型抗体検査を受けた結果、RhD陰性であるだけでなく、RhC、Rhc、RhE、Rheも陰性(RhNULL)で、ABO式の血液型はOであることが分かった。さらに、赤血球はどの血液型の抗原も持っていないことが分かった。揚子晩報が報じた。
これは、この女性が献血すると、全ての血液型の人に輸血できることを意味している。同病院の輸液科の高霊宝主任によると、この女性の姉の血液型も同じO型RhNULLだったという。ネット上の情報によると、「RhNULL」は「黄金の血」と呼ばれており、600万人に1人しかいない非常に珍しい血液型だ。1960年に初めて確認されてから、この血液を持っていることが確認された人は、これまでに50人もいない。中国だけを見ると、4人しか報告されていない。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年8月30日