中国外交部(外務省)の30日の定例記者会見で、趙立堅報道官が日本防衛相の発言に関する質問に答えた。
【記者】日本の浜田靖一防衛相が共同通信のインタビューで極超音速兵器に言及した際、日本は迎撃能力向上だけでなく、反撃能力保有の必要性もあるとしたことに、我々は注意を払っている。これは中国、ロシア、朝鮮に対する抑止力形成が狙いだとの説もある。これについて、中国側としてコメントは。
【趙報道官】近年、日本は軍事拡張の道を突き進んでいる。それには、防衛費の大幅な増額、ミサイル迎撃、宇宙、極超音速兵器など軍事技術の大々的な開発、米日軍事協力の強化、いわゆる「反撃能力」の発展の追求が含まれ、米国との核共有(ニュークリア・シェアリング)の必要性を騒ぎ立てる者さえいる。これは、平和憲法と「専守防衛」政策への重大な違反であり、アジア太平洋地域の平和・安全・安定を深刻に脅かすものだ。日本は歴史の教訓を真剣に汲み取り、平和的発展の道を堅持し、アジア近隣諸国の安全保障上の懸念をしっかりと尊重し、軍事・安全保障分野で言動を慎むことで、近隣諸国及び国際社会の信頼を真に得るべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年8月31日