中国外交部(外務省)の30日の定例記者会見で、趙立堅報道官が米高官の中国関連発言について質問に答えた。
【記者】米ホワイトハウス高官のジョン・カービー氏は「中国の軍事行動が台湾海峡情勢をエスカレートさせている。中国は台湾海峡における『新常態(ニューノーマル)』の確立を企てているが、米国がこれを受け入れることはない」と述べた。また、米ホワイトハウス報道官は「中国の挑発的行動に対して、米国は今後、演習を実施することで西太平洋地域情勢の安定化を後押ししていく。これは両国関係とは無関係だ」と述べた。この事について、コメントは。
【趙報道官】台湾海峡の現状変更を企てているのは中国ではなく、米国と台湾分裂勢力だ。世界に中国は一つしかなく、台湾地区は中国の一部であり、中華人民共和国政府が全中国を代表する唯一の合法政府だ。「台湾独立」勢力が外国の助けを借りて自らの地位を高め、「米国に頼り独立を謀っている」ことが、現在の台湾海峡情勢の緊迫化の根本的原因だ。米国は西太平洋地域の安定化という名目で、「台湾を利用した中国牽制」を露骨に企てている。これのどこが中国と無関係で、中米関係と無関係なのか?もし本当に情勢の安定化を求めているのなら、米国は「一つの中国」原則及び中米間の3つの共同コミュニケの規定に直ちに立ち戻るべきであり、「台湾独立」分裂勢力にいかなる誤ったシグナルも送ってはならない。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年8月31日