11日夜からスタートしたネットドラマ「開端(RESET)」が多くの人々を夢中にして、話題となっている。ここ数日、地下鉄の乗客の多くが、スマホでこのドラマを視聴し始めている。このようなストーリーのドラマ、公開からわずか数日で一気に「超話題」となったのはなぜだろうか?中国新聞網アプリが伝えた。
大げさな言い方ではないが、ストーリー設定がやはり重要なのだと言わざるを得ないだろう。ドラマ制作におけるこまごまとしたディティールにおいて、あらすじというのはやはり「何より大事な要素」なのだ。
ドラマ「開端」はまさに「無限流」をテーマとしたあらすじとなっている。
では「無限流」とは一体何なのだろうか?一言でいえば、ある1つのジャンルにこだわらずに、万象を網羅し、サスペンスや時空、現実世界など様々な視点を集結させた作品だ。白敬亭(バイ・ジンティン)演じるゲームプログラマーの肖鶴雲と趙今麦(チャオ・ジンマイ)演じる女子大生の李詩情が、バスの爆発事故に遭ったのち、爆発事故発生前に舞い戻り、事故発生前から発生までの時間をただひたすらサイクルしていく。そして事故車両から逃れることを手始めに、次第に協力して作戦を立て、爆発事故を防ぎ、真相を知ろうとするあらすじになっている。
「時間の無限サイクル」というのは幻想的なテーマとしては最良と言えるだろう。そのため近年、映画やテレビ、文学やゲームなどでもこうした設定を用いた作品が数多い。ジェイク・ジレンホール主演の映画「ミッション:8ミニッツ」やトム・クルーズ主演の映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」などがその例と言えるだろう。
こうして見てみると、特に特殊と言えるような点は見られないものの、例に挙げたのは2本とも映画作品となっている。その点、ドラマ「開端」は映画作品に比べてより柔軟な作品になっていると言えるだろう。例えば、人間性に基づいた選択や世代を越えたコミュニケーションといったような社会的にも注目されている話題も取り上げているからだ。