習近平国家主席は11日、インドネシアのジョコ大統領と電話会談を行った。新華社が伝えた。
習主席は「昨年以来、中国とインドネシアの関係は新型コロナウイルスのパンデミックという逆風の中でも安定的に前進してきた。双方は共に新型コロナと闘い、衛生・健康協力の模範となる必要がある。中国側は引き続きインドネシア側とワクチンの全産業チェーンにおける協力と医薬品開発を展開し、インドネシアでの地域ワクチン生産センターの建設に助力し、新型コロナ対策における協力をベースに、グローバル・ヘルス・ガバナンスの整備、人類衛生健康共同体の構築を後押ししていく。双方は共に発展し、実務協力の模範となる必要がある。『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設を中国の新発展構造の構築、インドネシアの国家中長期発展計画と連携させ、ポストコロナ期の協力を統合的に計画・推進し、新エネルギー、低炭素、デジタル経済、海洋協力など新たな成長分野を育成する必要がある。インドネシアの発展促進、中国・インドネシア協力の深化に資する事でありさえすれば、中国側はいずれも積極的に参加し、全力で事に当たる」と表明。
「今年、中国はBRICS議長国、インドネシアはG20議長国を担当する。中国側はインドネシア側と共に、真の多国間主義を実践し、グローバル発展イニシアティブを積極的に実行に移し、新興市場国と発展途上国の利益を守り、世界経済の回復と発展の促進、世界経済ガバナンスの整備に貢献することを望んでいる」強調した。
ジョコ大統領は「インドネシアと中国の良好な関係は相互尊重と協力・ウィンウィンに基づいている。インドネシア側は中国側と経済・貿易・新型コロナ対策などの分野で協力を強化し、『一帯一路』共同建設を積極的に推進し、『地域総合経済回廊』と『両国双園』(双方が相手国に産業パークを建設すること)をしっかりと推進することを望んでおり、中国企業がインドネシアに投資し、ハイテク・グリーン分野で協力を実施することを歓迎する。今年のG20議長国として、インドネシアは中国側と緊密に協力し、G20が国際社会の団結と世界経済の回復の促進に積極的役割を果たす後押しをしたい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年1月12日