新年を前に、習近平国家主席は中央広播電視総台とインターネットを通じ、2022年の新年の挨拶を発表した。新華網が伝えた。
習主席は、「この一年を振り返ると、並々ならぬ意義があった。我々は中国共産党と国家の歴史において一里塚的な意義を持つ大きな出来事を経験した。『二つの百年』奮闘目標の歴史が重なり合い、我々は社会主義現代化国家の全面的建設という新たな道のりをスタートし、中華民族の偉大な復興を実現する道のりを力強く堂々と進みつつある」と表明。
「7月1日、我々は中国共産党創立100周年を盛大に祝した。初心を忘れずに努力していけば、必ず結果は得られる。我々は気持ちを奮い立たせて奮起し、手を抜くことなく的確に実行することでのみ、歴史に背かず、時代に背かず、人民の期待に背かないことが可能となる」と強調した。
習主席は、「祖国は一貫して香港地区と澳門(マカオ)地区の繁栄と安定を気にかけている。心を合わせて協力し、共に努力して初めて、『一国両制』を安定的かつ長期的に実行していくことができる。祖国の完全統一の実現は両岸同胞の共通の願いだ。全ての中華の人々が手を携えて前へ進み、共に中華民族の素晴らしい未来を創ることを心から待ち望んでいる」と表明。
「外国の首脳や国際組織の責任者と電話で意思疎通し、テレビ会議を行った際、彼らは中国が新型コロナウイルスとの闘いと世界のコロナ防止・抑制のために行った貢献を幾度も称賛した。現時点で、中国は累計で120余りの国と国際組織に20億回分の新型コロナウイルスワクチンを提供した。世界各国が力を合わせて困難に打ち勝ち、団結・協力して初めて、人類運命共同体構築の新たな章を書き記すことができる」とした。
習主席は、「あと1ヶ月余りで、北京冬季オリンピックと冬季パラリンピックが開幕する。さらに多くの人がウィンタースポーツに参加するようにすることは、オリンピックムーブメントの要諦でもある。我々は誠意を尽くし、世界に盛大なオリンピック大会を捧げる。世界は中国に期待を寄せており、中国はすでに準備を整えている」と述べた。(編集AK)
「人民網日本語版」2021年12月31日