外交部(外務省)の28日の定例記者会見で、趙立堅報道官が米政府関係者の北京冬季五輪関連ビザ申請に関する質問に答えた。
【記者】報道によると、中国外交部が27日、北京冬季五輪会期中の米国政府関係者の訪中ビザ申請を受け取ったとの情報を認めた後、米国家安全保障会議(NSC)報道官は「米国政府が今月初めに発表した立場に変更はなく、米国は北京冬季五輪にいかなる外交または政府代表も派遣しない。これ以外のいかなる見解も正しくない。ビザ申請は選手らの安全確保要員についてのもので、こうした要員を派遣して現地で業務に当たらせるのは標準的な措置だ。こうした要員は五輪に参加する政府または外交代表ではない」と述べたとのことだが、これについて中国側としてコメントは。
【趙報道官】米側は「北京冬季五輪にいかなる外交または政府代表も派遣しない」と言明する一方で、国務省や国防総省など複数の当局者のビザを申請しており、この言い分は理解に苦しむ。米側がどう釈明しようとも、事実は明らかだ。我々は改めて米側に対して、オリンピック精神を実践し、スポーツを政治化せず、北京冬季五輪を妨害するいかなる間違った言動も止めるよう促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年12月29日