中国船舶集団傘下の大船集団とノルウェーのオーロラ社はこのほど、7500立方メートル級液化炭酸ガス輸送船の建造契約に調印した。これは中国が大型新エネルギーガス船市場への前進を続け、「二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウト、カーボンニュートラル」の達成に向けたしっかりした技術のサポートを提供することを示している。人民日報海外版が伝えた。
同プロジェクトで建造した世界初の7500立方メートル級液化炭酸ガス輸送船は、大船集団が独自に設計を行い、現在まで建造契約が結ばれているうち液体貨物容量が最大の、海洋炭素輸送と貯留に特化した液化炭酸ガス輸送船となる。同船の全長は約130メートル、型幅は21.2メートル、構造喫水は8メートル。世界で初めて使用される、特殊材料を加工し作られた全圧式C型液体貨物タンクを搭載。同時にメインエンジンに液化天然ガスと船舶用軽油の2種類の燃料を採用し、船舶の硫黄酸化物と窒素酸化物の排出水準は最も厳しい条件を満たす。回転帆及び気泡抗力減少という2種類の革新的な技術により排出水準を大幅に引き下げ、省エネ効果を高め、最先端のエネルギー効率設計指数の条件を満たす。
1隻目は2024年第1四半期に船主に引き渡される予定。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年10月14日