松山湖材料実験室の第1期月科学研究サンプル受取及び研究活動が7日午後、東莞松山湖科学城で始まった。松山湖材料実験室が今回受け取った月の土壌のサンプルは約0.85グラム。研究チームは今後、月資源の現地における利用の模索、月の土壌の3Dプリンティングなどの基幹技術を含む、月の土壌の物理特性及び総合利用の一連の研究を展開していく。そして中国の今後の深宇宙探査や有人月上陸、月科学研究ステーションの建設に技術検証を提供していく。科技日報が伝えた。
国家航天局月探査と宇宙事業センターは今年7月12日に北京市で、第1期月科学研究サンプル交付セレモニーを行った。計13機関が月の土壌の17.4764グラムのサンプルを受け取った。うち中国科学院院士で松山湖材料実験室主任の汪衛華氏が中国宇宙技術研究院を代表し、月のサンプルの使用証書を受け取った。
研究チームは今後1年にわたり、材料科学の角度から月の地質及び環境の歴史と変化を研究し、理解を深めていく。同時に月の土壌の物理特性の研究を踏まえた上で、月の水・氷資源の収集利用、酸素生成、金属精錬、地球外人工光合成技術、月3Dプリンティングなど一連の技術研究を展開していく。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年9月8日