中国国際貿易促進委員会が主催し、中国国際展覧センターグループが実施を引き受け、「貿易促進クラウド展」プラットフォーム(CCPIT Expo Platform)で開催されていた2021年中国-東北アジア国際貿易デジタル展示会が9月3日、閉幕した。今回の展示会は「一帯一路」(the Belt and Road)戦略の実行を加速させ、ポストコロナ時代の地域的経済協力一体化のプロセスを促進する重要なプラットフォームであり、計1023社の企業が出展し、ロシア、日本、韓国、モンゴルなどの国・地域から1万社を超える買付業者がオンラインで展示会場を訪れ、マッチングに臨み、製品情報の展示や投資経験の交流、協力ルートの検討において一連の実り多い成果を収めた。
同展示会は、中国国際貿易促進委員会が2020年に開催した第1回中国-東北アジア(ロシア)国際貿易デジタル展に続き、再び東北アジア地域を対象にして開催した同種類の国際貿易デジタル展。中国企業が出展主体となっており、「貿易促進クラウド展」プラットフォーム(CCPIT Expo Platform)を活用して、企業に向けてオンライン展示、交流・商談、的確なマッチングなどのサービスを提供し、デジタル展示プラットフォームを駆使して中国企業と関連国の経済貿易関係を開拓し、東北アジア地域の経済協力を深化することを目的として開催された。会期中は多くの出展者と海外のサプライヤーの責任者がマッチングし、コミュニケーションを深めた。東北アジア市場の巨大な潜在力と中国企業の強力な創造力が参加者の共通認識となっており、東北アジア市場をさらに開拓し、互恵協力とウィンウィンの関係を促進することに対する自信に満ちていた。
会期中には、農業、スマート製造、消費財、資材、衛生防疫物資、自動車部品の6つのテーマ別のマッチング会が開催された。中国の企業150社と海外の企業100社余りが招待され、会社の紹介や製品の展示と宣伝、情報の交流を行った。消費財マッチング会では、ロシアから参加した海外のバイヤーが今回のマッチング会に対して称賛の意を表し、今後、出展者とより多くの協力を展開し、共に発展、進歩していくことへの期待を示した。マッチング会が滞りなく開催されたことで、国内企業と海外企業の相互信頼が促進され、双方の一層の協力を深めるための基礎が築かれた。また、今回の展示会には、新たにアップグレードされた「貿易促進クラウド展」プラットフォーム(CCPIT Expo Platform)が活用された。テンセントのCRMプラットフォーム「騰訊企点」や「テンセントミーティング」、「テンセント同時通訳」、「テンセントVR」を含むテンセント・クラウド傘下の多くの製品と連携できるのみならず、多様な会議・展示シーンと出展のニーズにも対応でき、より多くの展示体験を実現し、企業が展示会に足を運ばなくても、注文をつかみ、市場を開拓し、輸出を促進するうえで効果的なツールとなった。
2021年中国-東北アジア国際貿易デジタル展示会は、中国と海外各国企業の全面的な交流と協力の深化のために、情報マッチングと互恵のコミュニケーション・プラットフォームを構築したほか、中国企業の海外進出と東北アジア市場開拓のためにも良い機会を提供した。
「人民網日本語版」2021年9月8日