国務院新聞弁公室が12日に発表した「小康社会の全面的な完成:中国の人権事業の発展における輝かしい章」白書によると、中国は小康社会(ややゆとりのある社会)を全面的に完成し、絶対的貧困を解消し、基本的レベルの生活を送る権利を実現した。新華社が伝えた。
同白書によると、中国共産党第18回全国代表大会の開催以来、中国政府は貧困人口がすべて貧困から脱却することを、「小康社会」を全面的に完成することの最低限の任務とシンボリックな指標として、人類の歴史で空前の規模の、最も力の入った、恩恵の及ぶ人が最も多い貧困脱却の難関攻略戦を組織・実施して、絶対的貧困の解消という困難な任務を達成した。
同白書は、中国は貧困人口の穀物類摂取量が安定的に増加し、「食べる」問題をほぼ解決し、重点貧困層の健康・栄養状態が目に見えて改善し、飢えないという基本的な権利が着実に保障された。同時に、2005年以降、中国政府は農村の飲料水の安全プロジェクト実施に多額の財政予算を投入し、貧困人口の飲料水の安全が力強く保障されたと指摘した。
このほか、同白書は、貧困地域の義務教育、貧困人口の基本的医療サービス、貧困人口の住居の安全が効果的に保障された。中国は国際連合の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の貧困削減の目標を10年前倒しして達成し、世界の貧困撲滅事業の発展と人類の発展進歩のために重大な貢献を行ったとしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年8月12日