全国乗用車市場情報連席会が10日に発表した最新の月間データによると、今年7月の全国乗用車市場販売台数は150万台に達した。昨年の市場が底を打って反転し、基数が高かったことの影響により、今年7月の販売台数は前年同期比6.2%減、19年同期比1%増となった。「北京日報」が伝えた。
市場全体に比べ、新エネルギー自動車市場の爆発的な勢いが続いたことが目を引いた。7月の新エネ乗用車販売量は前年比169.4%増、前月比3.2%減の22万2千台となった。1-7月は同210.2%増の122万9千台だった。同会の崔東樹事務局長は、「新エネ車市場は従来のガソリン車市場の動きと大きく異なる特徴を見せ、ガソリン車市場に対する代替効果を実現し、また自動車市場の新エネルギー化へのモデル転換の歩みをけん引した」と分析した。
具体的に見ると、新エネ車はバッテリー電気自動車(BEV)が主役の座を占め、高級車と低級車の両サイドが好調という局面が続いている。7月のBEV卸売販売量は前年比205%増の19万8千台、プラグインハイブリッド車(PHV)は同196%増の4万7千台で19%を占めた。7月にはBEVの高級車種と中低級車種の販売量が力強く増加した。そのうちA00級(超小型車)は6.0万台でBEVの30%を占め、A級(小型車)は29%を占めて底を打ち、B級(中型車)は4万9千台で前月並みの水準を維持してBEVの25%を占めた。
注目されるのは、新エネ車の輸出が爆発的に伸びたことだ。テスラなどは販売台数3万台あまりのうち、輸出が2万4347台に上り、輸出が初めてテスラの月間販売量をけん引する一番目の原動力になった。他のメーカーを見ると、上海汽車は乗用車の新エネ車の輸出が4407台、比亜迪(BYD)は781台、奇瑞汽車は120台となっており、新エネ車の輸出が今後の発展に向けて力を蓄えているところだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年8月11日