西安オリンピックスポーツセンターの体育館で7日午後8時、第14回全国運動会まで残り100日のカウントダウンイベントが行われた。現場では第14回全国運動会と全国パラリンピック・スペシャルオリンピック運動会のトーチ、カップ、メダル、表彰式アシスタントのコスチュームなどがお披露目された。人民日報が伝えた。
◆旗印 第14回全国運動会と全国パラリンピック・スペシャルオリンピック運動会のトーチ
設計理念:トーチの設計案はたなびく赤い旗に基づくもので、「旗印」と名付けられた。中国共産党が指導する中国で生じた大きな変化、党と国の各方面の輝かしい成果の意味合いが込められている。第14回全国運動会と全国パラリンピック・スペシャルオリンピック運動会で同じトーチを使い、2つのエンブレムを使用することで、どちらも素晴らしい競技会であるという意味になる。
◆繁栄 第14回全国運動会と全国パラリンピック・スペシャルオリンピック運動会の点火棒
設計理念:点火棒は赤いユリの花が咲き誇る姿からインスピレーションを得た。先端の6つの節目部分が外側へと延長され、6本の金色のおじべが伸びているような形をしており、赤いユリの花がゆっくり開くように見える。
◆曙光 第14回全国運動会と全国パラリンピック・スペシャルオリンピック運動会の聖火皿
設計理念:聖火皿の外観はトーチの設計理念と合わせており、全体的にシンプルで現代的なスタイルとなっている。名称は「曙光」で、勝利の意味が込められている。
◆夢をかなえる 第14回全国運動会と全国パラリンピック・スペシャルオリンピック運動会の火種ランタン
設計理念:ランタンのデザインは中国の伝統的な飾り提灯からインスピレーションを得ており、団結の意味合いが込められている。また光と希望をつなげる聖火リレーを象徴している。火種ランタンは14本のフレームで支えられており、中華人民共和国第14回全国運動会を象徴する。取っ手の部分は陝西省の関中草網という無形文化財の技術を採用。同時に全体的に多くの円形が採用されおり、円満、調和、団らんといった人文的意味が込められている。
◆集う 第14回全国運動会のカップ
設計理念:カップのデザインはシルクロード精神に基づくものだ。3つの「S」はシルクロードの概念と、陝西省が開催地という象徴的な意義を示す(陝西の中国語発音は「Shanxi」)。3枚の絹の布が重なり合って5層になった円形の台座につながるデザインとなっているが、これには集うという意味がある。5層に重なった輪はスポーツ精神を示している。
◆第14回全国運動会のメダル
設計理念:メダルのデザインは、表側にはエンブレムを主な要素として配置し、その周囲に「第14回全国運動会」が中国語・英語で表記されている。裏側は「秦嶺四宝」のマスコットと秦嶺山脈をデザインしたレリーフが施されている。
◆全国パラリンピック・スペシャルオリンピック運動会のカップとメダル
◆青山緑水 第14回全国運動会と全国パラリンピック・スペシャルオリンピック運動会の表彰式アシスタント・コスチューム
設計理念:コスチュームのデザインは秦嶺の青い山、緑の水からインスピレーションを得た。伝統的なチャイナドレスをアレンジし、スタンドカラーとスリットは女性の艶やかなスタイルと落ち着いた雰囲気を示す。中国風のスタンドカラーの飾りとして玉のボタンがあしらわれている。玉のかんざしには、正しい道を守る厳かな意味合いが込められている。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年6月10日