618ショッピングイベント到来　前に衝動買いしたものはどうなった？

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6月18日にはまだしばらくあるが、ショッピングイベント「618」は5月下旬にすでに始まっている。大手の商業施設やプラットフォームがイベント開始のプレセールを次々打ち出し、ネット全体に爆買いの大きなうねりが起きている。「銭江晩報」が伝えた。

「前に衝動買いしたものは何？」というのが、最近の微博（ウェイボー）でよく検索される話題で、1万人近くのネットユーザーが討論に加わった。

販促イベントがあると衝動買いがやめられない「手切り族（買い物を止めるには『手を切る』しかないくらいネット通販で過剰な衝動買いをしてしまう人々）」の白さん（IT関係）は、毎回「お金を使って一番買っているのは何？」と聞かれると、いつもやりきれない様子で「教訓」と答えている。

微博におけるこの話題に、ネットユーザーたちはそれぞれの「後悔リスト」を次々公開している。最も話題を集めたあるネットユーザーが晒して皆を驚かしたもの、それは「シェアモバイルバッテリー」だった。

それを見たネットユーザーたちの反応は泣くに泣けず、笑うに笑えずといったもの。「地図であなたの家のバッテリーを検索して、借りに来る人はいるの？」、「自分で自分のお金を稼ぐってこと？良いことを教わった」、「この写真を見た時、以前酔った勢いでやらかしたことを思い出した」といったコメントが寄せられた。

このほかにも「新しくて奇妙で特別」な商品はほかにもあり、買ったものの、隅に追いやられて忘れ去られてしまうといったようなものがほとんどだ。例えば、スマートフォンに差し込んで使用する手持ちの受話器やウルトラマンのスーツなどだ。

浙江省杭州市拱墅区で働く楊さんは、ブロガーが紹介したゲーム機が欲しくなり、思い切って分割ローンを組んで買った。ただ、これまでに遊んだのは2回だけで、今では家の中の飾りと化している。楊さんは、「全部衝動的な買い物のなれの果て」と自分で自分にツッコミを入れている。

「荷物が発送されたお知らせを見た時の喜びは、すぐに忘れてしまう」。今年の618イベント期間中、杭州に住む「80後（1980年代生まれ）」の董さんはライブコマースを見て5点の商品を購入した。「その時は衝動的にお得になるように買い物をしたつもりだったが、2日後にいろいろ考えてキャンセルした」と以前の自分を振り返ってため息をついた。

董さんが語る若い頃の爆買いの思い出はこんな具合だ。30数点を買って、結局13点を返品した。一気にスマートフォンカバーを4種類買ったが、その年の後半には突然機種変更したくなった。また、割引率を高くしようと頭に血が上ってしまい、頭がのぼせたようになり、同じデザインの服を色違いで3枚買ってしまった……。

董さんは、「いくらになると割引きになるからというので、似合わないものを衝動的に買ってしまうのが返品の主な原因。でも今ではもっと自制できるようになり、身の丈に合わせて、理性的に買い物できるようになった」と話した。

それでは、すぐにネットユーザーのツッコミのネタになってしまい、部屋の隅に置かれた後で中古取引プラットフォームに売られ、盛んに取引されるのはどんな商品だろうか。

ヘアアイロン、数千ピースもあるジグソーパズル、下着用洗濯機……中古品取引の閑魚の人気検索ランキングには、ベビー・マタニティ用品、電子製品、ゲーム機、ブラインドボックス、トレーニング機器、美顔器などが並ぶ。

閑魚のデータもこうした動向を裏付けている。

昨年一年間、閑魚では使われなくなった電子ブックリーダーのKindleが40万台以上取引され、毎月平均3万台を超えた。そこでネットユーザーはKindleの行く末について、「カップラーメンの蓋になるのが半分、閑魚で売られるのが半分」と結論を出した。人気のブラインドボックスは若者の「趣味経済」の人気商品だが、トレンドのフィギュアの人気が冷めないため、中古市場では閑魚だけでも1年に44万人以上が取引をしている。

このほか、使わなくなったベビー・マタニティ用品の交換はますます普通のことになり、これは現在の若いパパ・ママが子育てのプレッシャーを緩和する新しい方法になったとみられ、ネットユーザーたちは「閑魚式子育て」などと呼ぶ。毎年2千万人以上のパパ・ママが中古市場で品物を交換し、その中では「85後（1985年から1989年生まれ）」と「90後（1990年代生まれ）」の占める割合が高く、15％以上に達する。（編集KS）

「人民網日本語版」2021年6月8日