北京の首都博物館で今月18日に開催された「2021年『国際博物館の日』中国メイン会場イベント」の開幕式で、中国文化・観光部(省)の副部長である国家文物局の李群局長は、「世界の博物館が新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受ける中、中国の博物館は2020年度、展示を約2万9000回、教育活動を約22万5000回開催し、来場者数が延べ5億4000万人、オンラインでの視聴者が数億人に達した」と明らかにした。経済日報が報じた。
(資料写真、撮影・チョウウンボ)
第13次五カ年計画(2016‐20年)期間中、中国では平均2日に1館のペースで博物館が増え、2020年末の時点で、中国全土で届出が提出されている博物館の数は5788館に達した。うち、国家一、二、三級博物館が1224館を占める。
(資料写真、撮影・チョウウンボ)
中国各地は今後、国家文物局の統一した計画に沿って、「国際博物館の日」をテーマにした、盛りだくさんで、多種多彩なイベントを数千回開催する。内蒙古(内モンゴル)自治区、遼寧省、吉林省、黒竜江省、上海市、江蘇省、浙江省、安徽省、福建省、江西省、山東省、河南省、広西壮(チワン)族自治区、西蔵(チベット)自治区、陝西省、甘粛省、新疆維吾爾(ウイグル)自治区などで、それぞれ「博物館の日メイン会場イベント」が開催される。その他、各地の博物館が、移動展示や文化講座、文化財鑑定、文化クリエイティブグッズの発表、交流体験、教育研究・学習など、多種多彩なオフラインイベントを企画するほか、オンライン展示、ライブ配信、文化・博物知識オンラインクイズなどを開催している。(編集KN)
(資料写真、撮影・チョウウンボ)
「人民網日本語版」2021年5月20日