河北省渉県太行五指山景勝地ではメーデー連休中の5月4日、孫悟空に扮した男性が観光客と交流し、この孫悟空にフルーツやおやつを与える観光客が引きも切らなかった。景勝地によると、これはメーデー連休中に打ち出した新たなイベントプログラム。同景勝地の職員が孫悟空に扮し、毎日、午前は2時間半、午後は3時間、「孫悟空」として働き、観光客が少ない時に小休憩をとるのだという。中国青年網が伝えた。
ネットユーザーからは、「これぞまさに手を伸ばせば服を着せてもらって、口を開ければ食べ物を食べさせてもらえる理想の仕事!」といった感嘆するコメントや、「こんなに食べたら孫悟空じゃなくて、猪八戒になって出られなくなっちゃうかも」と心配するコメントも。
またコメントの中には、「一見すると羨ましいような仕事だけど、実際には孫悟空の恰好をして、サルのように演技しなきゃいけないし、観光客の前では孫悟空になりきらないと、客にも楽しんでもらえない。食べ物にしたって、与えられたものを断ることはできないし、嬉しそうに食べて見せなきゃいけない。どんな職業も、どんな分野でも、プロフェッショナルな人は尊敬に値すべきだと思う」と指摘するユーザーもいた。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年5月7日