青海省、初めてドローンで送電網を集中的に巡回点検

人民網日本語版 2021年01月15日08:59

冬に入ってから、青海省徳令哈(デリンハ)地区で持続的に気温が下がり、雪が降っている。大量の電気暖房設備が使用され、電力使用量が急増を続けている。国網徳令哈市給電公司はドローンを使い、管轄エリア内の送電網のスマート化集中巡回点検を行っている。上空設備の稼働リスクを速やかで正確に調べ、高負荷線路の稼働状況を全面的に把握し、住民の暖房供給・給電を全力で保障し、住民が明るく暖かく冬を過ごせるようにしている。中国新聞網が伝えた。

徳令哈地区は地形の高低差が激しく、巡回点検はこれまで担当者が山を越え、人による確認・巡回の必要があり、作業にかかる時間が長かった。ドローンにより巡回することで、電線防護ルート内の導線と樹木、重要な交差横断物の垂直距離を正確に測定し、点検作業員の作業強度を効果的に引き下げることができる。送電網の重点・難点エリアの巡回作業はより科学的、正確で、効果的なものになった。

国網◆海給電所(◆は乃の下に小)の雷乃雲所長は「ここの給電所を例にすると、10kVの電線が15本あり、総延長は218キロにのぼる。全面的に巡回点検を行えば、少なくとも3カ月の時間が必要だった。今や巡回点検を毎月1回実施できる。ドローンは地域の影響を受けず、リアルタイムかつ近距離から架空線の稼働状況を観察し、電線と鉄塔の頂部の状況を見下ろすことができる。人が地上で巡回点検する際の視角の不足を効果的に補うと同時に、架空線の高画質写真を撮影し観察でき、短時間内に巡回点検を終え、巡回の効率を効果的に高めることができる」と説明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年1月15日

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