3Dプリントの趙州橋、長さ28.1メートルでギネス記録を更新

人民網日本語版 2020年07月24日13:45

河北工業大学北辰キャンパスに設置された組立型コンクリート3Dプリントの趙州橋はギネス世界記録チャレンジに成功し、「最も長い3Dプリントの橋」に認定された。新華社が伝えた。

この橋は河北工業大学副学長兼土木・交通学院長の馬国偉氏が率いる研究チームが作成した。趙州橋の2分の1スケールで印刷後、現場で組み立てられた。橋の長さ(実測値)は28.1メートルで、純径間は17.94メートル。

趙州橋は隋の時代(581年 - 618年)に建設が始まった。河北省趙県◇河(◇はさんずいに交)にかかり、「天下第一橋」と呼ばれる。約1400年の歴史を持つ、世界で現存するなかで最も古く、保存状態が最も完全な古代の単アーチ橋だ。

新興技術である3Dプリント技術は積層造形印刷方法で、接着可能な材料を使った構造物に用いることができる。コンクリート3Dプリントはコンクリート複合材料を積層する新型積層造形技術だ。金型を必要とせず、自動的かつスピーディでフレキシブルな建造という優位性により、建築や橋梁、インフラなどの分野で急速に台頭している。

ギネス認定員の呉暁紅氏は認定ルールに基づき、橋の計画案、設計図、施工プロセスの資料、3Dプリント材料の配合や用量などの技術資料を精読し、第3者の立会人の意見を聴取し、さらに現場の測量の一部始終に参加した。フローが規範的かつ合理的であることを確認するとともに、最終測量結果を確認し、馬氏にギネス世界記録認定証を授与した。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年7月24日

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