中国郵政は11日、「故宮博物院(二)」の特別記念切手を発行した。4枚シート1枚、小型シート1枚となっているこの切手には、金水橋や中和殿、乾清宮、千秋亭が描かれており、小型シートには、故宮博物院を上から見た見取り図が描かれている。故宮全体の見取り図が切手に描かれるのは今回が初めてで、スケールの大きな故宮の各建築物が、丁寧に描かれている。中国中央テレビが報じた。
明代の永楽18年(1420年)に完成した紫禁城(故宮)は、世界で最も規模が大きく、保存状態が最も優れた木造の宮殿建築群だ。故宮博物院は、1925年、明と清の時代の皇宮である紫禁城と、収蔵されている文化財を基礎に構築された大型総合性国家級博物館で、中国最大の古代文化芸術博物館となっている。明・清の皇室の貴重な巨大宝庫であり、明・清の宮廷の歴史を「記載」する生きた「資料」ともいえる。2020年は、紫禁城創建600周年にあたり、故宮博物院成立95周年の年でもあり、故宮博物院は、バラエティに富んだ文化活動を打ち出し、優秀な中華伝統文化を伝承し、発揚している。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年7月13日