浙江省杭州市は7月1日から、市内全域で第三世代スマート化身体障害者証明書を導入する。同証明書には、杭州市内の交通カードの機能も追加されており、市内の公共バスや地下鉄、水上バスなどを無料で利用できる。スマート化身体障害者証明書は、紙媒体の身体障害者証明書と同じ法的效力を備えている。中国新聞網が報じた。
スマート化身体障害者証明書のサンプル(画像は杭州市身体障害者聯合会が提供)。
2020年、杭州市身体障害者聯合会は、デジタル化を駆使した身体障害者サポートを進めており、身体障害者の基本的な権益保護を同事業の重点にしている。そして、より的確、かつ網羅的な身体障害者サポートを提供できるよう取り組んでいる。
第三世代スマート化身体障害者証明書には集積回路チップが埋め込まれており、身分の証明や身体障害者の基本サービス、必要なサポートの情報、社会公共サービスなど、さまざまな機能が搭載されている。
杭州は6月中に、市内の身体障害者証明書を持っている22万人を対象に、第三世代への切り替え作業を進める。必要な場合は、自宅前まで届けてもらうことができ、対象者は資料などを提出する必要はない。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年5月27日