海外の中国人留学生約160万人のうち感染者35人、全員が治療受ける

人民網日本語版 2020年04月01日13:40

国務院共同対策メカニズムは3月31日、低リスク地域教育学校授業再開などの状況について記者会見を行った。毎日経済新聞が伝えた。

新型コロナウイルスの感染が世界で急速に拡大し、海外にいる中国人たちの安全も脅威にさらされている。教育部(省)は海外への留学者に対する援助の面でどのような措置を取っているのか?現在、中国人海外留学者の健康状態はどのような状況なのか?

教育部国際協力・交流司司長、香港・澳門(マカオ)台湾弁公室主任の劉錦氏の説明によると、中国人海外留学者総数は約160万人で、現在約142万人が国外にいる。中国の在外公館からの報告回答によると、現時点で、中国人海外留学者のうち新型コロナウイルス感染者は35人となっており、これらの留学生に対し在外公館は直ちに領事保護を提供し、現地で受診できるよう積極的にサポートした。同時に、外国政府と教育機関に対し、中国人留学者を公正に扱い、尊重と人的・文化的思いやりをもって接するよう促している。現在、海外で感染が確認された留学生全員が迅速に診療を受け、うち11人はすでに治癒している。

このほか、中国への留学生の学業と試験について劉氏は、「現在の感染状況に対応するため、現在中国は有効な中国ビザと居留許可を持つ外国人の入境を停止する臨時措置を取っている。現在中国大陸部の外にいる中国への留学生に関して、中国教育部はすでに各地の各学校に対し、オンライン授業などで授業を行うこと、卒業年度の学生には学術的支援を提供し、オンラインでの指導などの方法で卒業論文の完成をサポートすることなどを要求している。また、休学や退学または留学期間延長を希望する中国への留学生に対しては、関連手続きができるようサポートしていく。教育部はすでに各地、各校が関連作業をしっかり行うよう指導を行った」と説明した。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年4月1日

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