貴州省が「スマート農場」を建設、1ムーあたりの生産高1万元に

人民網日本語版 2020年01月21日10:16

平均標高2200メートル以上の貴州省威寧イ族回族ミャオ族自治県で、科学技術者は面積5000ムー(約333.3ヘクタール)の白菜・大根・ホワイトキャベツなどの野菜基地で、ビッグデータと人工知能(AI)を農業と融合させる新技術の試験を行い、試行野菜基地を「スマート農場」にし、全県の40万ムー(約2万6700ヘクタール)の野菜基地の先導技術を模索する。新華社が伝えた。

貴州省科学技術庁によると、試行の5000ムープロジェクトエリアは全体・全過程機械化を踏まえた上でスマート化を実現する。機械化作業は整地、施肥、リッジ成形、フィルム設置、水・肥料・農薬一体化装置の設置、育苗、栽培、収穫、装置回収などの全過程を網羅。

マルチスペクトル、5G、ドローン点検などの技術が人の点検の代わりを果たし、作物の成長情況をモニタリングする。複数のセンサーにより土壌の水分の程度、気象状況を自動的にモニタリングし、AI判断システムで畑の管理・維持を行う。機械モニタリング、ディープラーニングなどのAI技術が、各種モニタリングデータの処理を行う。同県の中心地と貴陽市では遠隔運営維持・品質トレースプラットフォームが設置される。

貴州省科学技術庁の廖飛庁長の紹介によると、機械化・自動化・情報化・スマート化の「農業4.0(貴州高標高500ムー以上エリア野菜)」科学技術重大特定プロジェクトは、昨年12月に建設計画に入った。プロジェクトは白菜などの新品種を使用し、三毛作により1ムー(約6.7アール)あたり生産高1万元(1元は約16.1円)を実現する。専門的な科学技術特派員20人が技術サービスを提供し、年末までにプロジェクトの検収が終わる見通しだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年1月21日

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