旅行サイトの携程は24日、「2019国民観光消費報告」を発表した。同報告書によると、2019年、中国を旅行先に選んだ外国人はますます増加し、そのうち日本からの観光客が最も多く、ランキングのトップに躍り出た。一方、中国人観光客の海外旅行先では、中東などが若者の間で人気になりつつある。また、多くのテレビドラマ・映画のロケ地も観光客に人気の「聖地」となっている。澎湃新聞が伝えた。
上海・外灘(バンド)の風景(撮影・冷昊陽)。
上海が外国人観光客に最も人気の都市、日本からの観光客が最多に
2019年、中国は世界に最も多くの観光客を送り出しただけでなく、海外からも多くの観光客が中国へ旅行に訪れた。
上記の報告書のデータによると、2019年に中国を訪れた観光客が最も多かった国・地域のトップ10は順に、日本、オーストラリア、韓国、米国、カナダ、英国、タイ、フィリピン、カンボジア、マレーシアだった。
報告書の分析によると、今年5月の日本国内の「ゴールデンウィーク10連休」の影響で、10万人近い日本人観光客が中国を訪れ、日本は一躍2019年に中国へ最も多くの観光客を送り出した国となった。
2019年に海外から中国を訪れた観光客に人気の都市ランキングでは、上海、北京、広州がトップ3を占め、深セン、成都、杭州などの都市が僅差でそれに次いでいる。このほか、旅行先の都市を選ぶ上で、歴史と文化があり特色を持つ西安や成都などの都市も外国人観光客から人気になりつつある。
特筆すべきは、ますます多くの外国人観光客が中国のカンフーに強い興味を示していることだ。河南省を訪れて少林拳や太極拳を習うことが旅行における重要なコンテンツになっている。
中国人の観光消費は旺盛、中東などが「90後」の中国人観光客に人気
中国人について見てみると、2019年も観光消費が増加した一年となった。
報告書によると、一線や新一線の都市住民の消費力がますます高まっている。そのうち、2019観光消費トップ20都市は順に、上海、北京、広州、成都、深セン、杭州、重慶、南京、天津、武漢、西安、蘇州、青島、長沙、昆明、瀋陽、寧波、東莞、鄭州、仏山だった。