中国の高速鉄道が3.5万キロ突破 32省・区を結ぶ

人民網日本語版 2019年12月25日15:44

年の瀬を迎え、中国の各業界が今年の業務を総括している。そして社会各界から高い関心を集める重要な事業の一つが鉄道建設だ。では今年、鉄道建設の分野では、ピックアップできるどんな目覚ましい記録があったのだろうか。ここでは今年の中国の鉄道建設における「成績表」を見てみよう。

高速鉄道が3.5万キロ突破 春運への対応能力も向上中

中国国家鉄路集団有限公司は今年初め、開通する新路線6800キロ、うち高速鉄道が3200キロという、今年の建設目標を掲げた。

そして、年末までに、50プロジェクトが完成し、開通した新路線の距離は7000キロ以上と目標値を超えて達成する見込みであることが既に明らかになっている。そのうち、高速鉄道は20プロジェクトで、新路線は4000キロ以上。中国全土の鉄道営業距離数は合わせて13万9000キロに達し、うち高速鉄道は3万5000キロと、世界一の座をキープしている。

さらに年末までに、新路線10路線以上が高速鉄道ファミリーに仲間入りする。路線が増え、輸送能力が高まっているため、春節(旧正月、2020年は1月25日)に合わせて帰省する人が増える「春運」(春節期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)に向けて、鉄道関係者も自信を高めている。

高速鉄道が網目のように全国に広がり 「理想の生活」が身近な存在に

4000キロ以上の高速鉄道が中国東南西北の省・区を結び付け、多くの人が「行きたいと思った時に旅行に出かける」ことのできる幸福感を味わえるようになっている。

高速鉄道網「八縦八横」の網目が一層密になり、中国が「小さく」なり、人々の夢は「大きく」なっている。「『米』の字が形成されている」や「高速鉄道が環状になっている」、「高速鉄道が中国をカバーしている」、「高速鉄道がどの市にも通っている」など、人々はいろんなネット流行語を使って、誇りに思う気持ちや素晴らしい未来への希望を表現している。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年12月25日

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