「壮麗な70年・奮闘の新時代、ヤンビクルミ・天然の養生」をテーマとした、2019年雲南大理ヤンビのクルミ祭は9月1日に開幕した。クルミ祭開催期間中には素晴らしいイベントが次々開かれ、国内外から数万人にのぼる観光客がレジャーや旅行、観光やクルミ採りを楽しんでいる。ヤンビは「中国クルミの里」としてその知名度と評判が向上しており、地元におけるここ数年の発展成果もクルミ祭で重点的に展示されている。
ヤンビは商人たちが通った古くからの街道の重要な通過点であり、中華民族の調和と幸福に満ちた土地であり、中国一のクルミの里。約3千年前からヤンビではクルミが生息しており、クルミを人工栽培し、接ぎ木する歴史もまた千年以上に達している。現在、ヤンビにおけるクルミの栽培面積は107万ムーに達し、生産高は約5万トン、生産額が約10億元で、樹齢百年以上のクルミが18万本ある。
クルミ産業の持続的な発展を加速させるため、ヤンビ県はクルミ祭開催期間中、大理州の特色ある5つの産業園の1つであり、雲南省の省級特色産業パークである中国大理ヤンビクルミ産業パークでクルミ製品の展示即売イベントを開催し、有名クルミ企業10社が知名度、特色、品質に優れた商品や新商品の出展を行い、ヤンビのクルミの生産・加工企業と提携して共同発展を追求し、クルミ産業の「グリーン食品ブランド」としての素晴らしい未来を共に打ちたてていく。
ヤンビはクルミ産業以外にも、豊かな自然資源、巨大な発展のポテンシャル、良好な発展環境を備えており、理想的な投資先といえる。9月1日午後に開かれたヤンビクルミ祭の企業誘致プロジェクト調印式において、ヤンビ県政府は7社の企業と提携協議9件に署名した。提携協議は固体廃棄物の総合利用や森林での中医薬の栽培・育成、特色ある農業産業・製品の配送などの内容となっており、協議中のプロジェクトについても重点的に推し進めていきたい考えだ。提携協議を結んだ企業7社の総投資金額は50億元以上に達している。
当然ながらクルミ祭では人々が気軽に参加できるイベントもたくさん行われている。今回のクルミ祭開催期間中、クルミ殻剥きコンテストや石門関国際グルメフェス、雲南-ミャンマー公道ハイキング千人チャレンジイベントなどのイベントが行われ、観光客たちは見て、食べて、体験して楽しむことができる。
クルミ殻剥きコンテストの会場では、ヒトと機械やヒト同士が殻剥きの熾烈なバトルが繰り広げられ、観客からはひっきりなしに応援の声が挙がっていた。コンテスト主催者であるヤンビクルミ産業協会のスタッフは「このようなユニークなコンテストを通じて、ヤンビクルミブランドがさらに広まってほしい」としている。
石門関国際グルメフェスは、国内外からの特色のあるグルメや軽食が100種類以上集結し、インドやアフリカなどの国や地域からやって来たシェフたちがその腕を披露している。また、ヤンビ県の鶏街や竜潭、瓦廠、太平、富恒などの9つの郷・鎮からも続々と地元で有名な軽食が集まり、観光客らは「雄大さ、険しさ、不思議さ、秀麗さ、奥深さ」に代表される石門関の蒼山峡谷の風景を楽しみながら、各地のグルメを味わった。
また、台湾地区からやって来た芸術団と地元少数民族の人々が祝日に着る民族衣装を身につけ、素晴らしい民族の歌と踊りを披露し、観光客たちに忘れがたい芸術の祭典を披露した。
雲南-ミャンマー公道ハイキング千人チャレンジイベントは、ヤンビ県がヤンビクルミ祭の盛り上がりを利用して打ちたてたスポーツイベントで、参加者は10キロメートルのハイキングに参加してヤンビクルミ祭を楽しみ、新中国成立70周年を祝い、国と民族のために偉大な犠牲をなした烈士達を追悼するイベントとなっている。
中国共産党ヤンビ県委員会の楊瑜書記は、クルミ祭を開催することで、多くの投資家とヤンビとの間に友情の橋梁を架け、連絡の結びつきを打ちたて、協力のプラットフォームを構築したいとしている。そして、「人々がヤンビにやって来て、ヤンビを知り、ビジネスチャンスを探して投資し、私達と手を携えてヤンビの素晴らしい未来を共同で作り上げてほしい。そしてこれを中華人民共和国成立70周年を祝う贈り物としたい」とした。