「スラムダンク」はバスケを愛する少年の幼い頃の必読書で、湘北が全国大会で「不敗神話」を誇る山王工業を破ったストーリーは、現在も熱く語られている。日本の秋田県では、このストーリーのリアル版のような一幕が実際に繰り広げられた。中国の高校生10人でつくるチーム「籃板青春隊」が先ごろ、山王工業のモデルとなった能代工業高校を80対70で破ったのだ。人民日報海外版が伝えた。
能代工業高校は日本の高校バスケの名門チームだ。能代工業高校は秋田県総体で47連覇を果たし、全国大会に98回出場し、42回優勝した経験を持つ。日本の高校バスケのうち最も実力と素質のあるチームの一つだ。中国の籃板青春隊は、テレビのリアリティーショー番組「籃板青春」で選ばれた選手たちのチームだ。番組は45日間の専門的な合宿により、優秀な10人の選手を選抜した。
番組の今後の予定によると、籃板青春隊は8月27日に上海で、さらに実力がある福岡第一高等学校との試合を控えている。福岡第一高等学校は日本の高校バスケの最高水準を代表し、2017年の夏のインターハイで優勝し、2018年度のウインターカップでも優勝した。
桜木花道、流川楓、赤木剛憲など、「スラムダンク」は中国のバスケ少年の「啓蒙教材」になっている。高校バスケの熱血、熱く燃える青春に引きつけられて、多くの青少年がバスケットボールを始めた。テレビ番組「籃板青春」でバスケ少年たちが夢を追う旅は、漫画数冊分を濃縮したリアル版ストーリーだ。バスケ少年の青春の輝きから、人々は少年らしさを目にし、積極的に向上し果敢にチャレンジする少年の精神を感じ取っている。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年8月15日