8月10日、観塘警察署で警察に慰問カードを贈る市民。(撮影・新華社記者 呂小煒) |
「守護香港大連盟」は10日「全民警察支持デー」活動を発起した。多くの市民が次々に参加し、自発的に観塘、中区、葵涌などの警察署へ向かい、警察官への感謝と支持を表した。新華社が伝えた。
観塘警察署には、約1時間の間に警察を支持する市民数百人が訪れた。警察を描いた漫画風の絵や心を込めた慰問カードを贈る人もいれば、国旗と区旗を振り、嬉しそうに警察と記念撮影する人もいた。ビスケットやミネラルウォーターといった物資を警察に寄贈する人もいた。
観塘警察署から約10キロ離れた中区警察署内では、市民数10人が「みなさん、香港を守ってくれてありがとう」と書いたカードを掲げ、「警察支持」「暴力反対」などのスローガンを叫び、警察を激励した。
中区警察署では、蔡志忠さん(56)が友人達と共に慰問カードやミネラルウォーターを警察に贈っていた。警察を支持するためにわざわざやってきたという蔡さんは「警察は香港の繁栄と安定を守る重要な部隊だ。彼らが魂胆のある者によって突破されれば、香港はさらに大きく破壊される」と語った。
ビジネス界で活躍する蔡さんは、香港経済を大変気にかけている。「暴力事件の影響を受けて、香港経済はいくつかの困難に直面している。過激なデモ参加者には暴力行為を止めてもらいたい。過去数世代の香港人が苦労して築いてきた繁栄と安定を破壊してはならない」。蔡さんは「今後も引き続き警察側を支持する活動に参加する。警察側が努力を続けて、暴力と混乱を早急に阻止することも希望する」と語った。
8月10日、香港中区警察署で警察を激励する香港市民。(撮影・新華社記者 呉暁初)
昼近くになると、市民らは警察を慰問するため葵涌警察署を訪れた。彼らはスローガンや横断幕を掲げ、「暴力反対、法治を守れ」などのスローガンを声高に叫んだ。子ども達は手書きの慰問カードを贈った。慰問カードには幼い筆跡で「みなさんが過去2カ月間、日夜苦労して香港を、私たちの家を守ってくれたことに感謝します」と書かれていた。
妻子を連れて警察署を訪れた陳さん(30代)は、「警察は非常に大変な中、持ち場を堅守し、治安を守っている。容易なことではない。一家を挙げて彼らを支持する」と語った。
香港警察葵涌分区の王偉康指揮官は「多くの市民が警察を激励に訪れたことは非常に嬉しい。これは大部分の市民が警察の働きに賛同していることを物語っている。警察は引き続き法にのっとり職責を履行する」と語った。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年8月12日