香港市民、暴力と混乱の阻止を一致して呼びかける

人民網日本語版 2019年08月12日14:44

香港警察当局が反対の通知文を出してもなお、大埔でデモ行進を行い、複数のエリアに次々と移動して暴力活動をするデモ参加者がいた。過激なデモ参加者の行く先々で交通が妨げられ、住民が迷惑をこうむった。より多くの沈黙する香港人に対して、外に出てきて、暴力と混乱を阻止し、暴力に「ノー」と言うよう呼びかけ、香港の平和と平穏の早期回復を待ち望む市民が少なからずいる。新華社が伝えた。

10日午後から夜にかけてデモ参加者は公共物を破壊し、紅◆(石へんに勘)海底トンネル九龍出入口を含む複数の主要幹線道路を塞ぎ、深刻な交通渋滞を引き起こすとともに、緊急サービスや商業活動に深刻な影響を与えた。同夜、様々な場所で放火し、市民の安全を脅かすデモ参加者もいた。

10日夜の行動で警察側は計16人を勾留・逮捕。不法集結、攻撃的武器の所持、警察官への襲撃、公務執行妨害などの容疑だ。

香港特区政府報道官は「持続するこうした非合法活動は、すでに市民の日常生活に大きな影響を与えている。デモ参加者の行為は違法であるのみならず、公共秩序及び他の市民のニーズを顧みないものであり、放火などの暴力行為はさらに危険であり、政府は激しく非難する。警察側は必ず厳正に取り締まる。暴力を用いた違法デモ参加者も法の制裁を受けるべきである」と表明した。

全ての暴力を停止し、警察隊の業務を支持し、全ての暴徒を法の裁きにかけることを望む香港市民は少なくない。彼らは、より多くの沈黙する香港人に対して、外に出てきて、暴力と混乱を阻止し、暴力に「ノー」と言うよう呼びかけている。

「ここ2カ月間、警察には本当にご苦労様だ」。金融業界で働く謝さんは、警察を公然と侮辱する者がいることに特に心を痛め、激怒している。「警察は過去しばらくの間、非常に自制的な取締りをしていたが、最近空港で旅客の嫌がる行為をする者がおり、すでに香港の国際的イメージに深刻な影響が出ている。私は警察が厳しく取り締まり、できるだけ早く暴力を阻止することを支持する」。

公務員の鄧さんは「この困難な時期においてもなお、最前線で治安を守る警察の苦労は全く筆舌に尽くしがたい。混乱した状況が早期に収束し、社会が平穏を取り戻すことを望む。また、暴徒の行動がエスカレートした時には、警察は取り締まりを強化する必要がある」と語る。

「数多くの市民は暴力と混乱の阻止を望んでいるはずだ」。香港民主建港聯盟の李慧瓊主席は「デモ活動はすでに変質した。放火したり、レンガを投げる者がいて、暴力的突撃が激しくなってきており、社会的対話ができなくなっている。これは香港市民が望んでいないことだ」と語る。

「これ以上混乱が続けば、香港は深淵に陥る!」。香港中華総商会の蔡冠深会長は「市民が立ち上がって暴力と混乱を阻止し、警察隊の厳正な取締まりを支持して、社会秩序を早急に回復させ、香港を共に守ることを希望する」と語る。

在香港米国総領事館の幹部が「香港独立」組織のリーダーと接触したとの報道が以前あった。これを受けて10日、香港の複数の団体が在香港米国総領事館へ向かい、米政府の所業に強く抗議。国際法と国際関係の準則を遵守して、中国の内政に干渉し、中国の主権と安全を害することを止めるよう要求した。

抗議デモに参加した団体は、米国の香港総領事が「香港独立」の黒衣の暴徒と結託して、香港で政府転覆活動を大々的に行っていることを激しく非難した。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年8月12日

  

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| 写真記事