「小暑はまだ暑いとは言えず、大暑に夏の最も暑い時期を迎える」という言葉があるが、「中国天文年暦」によると、北京時間7月23日午前10時50分、夏季の最後の節気である「大暑」を迎え、1年で最も暑い時期が到来する。新華社が伝えた。
毎年、太陽暦7月23日前後になると、太陽の黄経は120度になり、「大暑」の節気がスタートする。「大暑」は「小暑」と同じように、夏の暑さの度合いを反映する節気だ。
昔から、「寒さは三九、暑さは中伏」と言われている。「大暑」を迎えると、高温多湿の「サウナに入ったような日」が増え、それにつれて熱中症など猛暑が原因の疾病が増える。
天津中医薬大学第一付属病院栄養科の李艶玲主任は、「熱中症を予防するには、合理的な手段を講じる必要がある。仕事と休息をバランスよく組み合わせ、厳しい日差しを直接浴びないように注意して、室内でも気温を適度に保つよう心掛け、飲食の衛生にも気を付け、適宜水分を補給すること。疲労感や胸の不快感、めまいや動悸などの症状が出た場合は、直ちに日陰で涼しく、風通しの良い場所で休息をとり、薄い塩水や緑豆ぜんざいやスイカジュース、酸梅湯(梅ジュース)などを摂取すること」と注意を呼びかけている。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年7月23日