国務院新聞弁公室は21日『新疆の若干の歴史問題』白書を発表した。新華社が伝えた。
白書は「中国は統一的多民族国家であり、新疆の各民族は中華民族の血のつながった家庭の一員だ。しかし、一時期から境内外の敵対勢力、特に民族分裂勢力、極端な宗教勢力、テロ勢力が分裂を達成し、中国をばらばらにする目的で、意図的に歴史を歪曲し、是非を混同させている。彼らは新疆が中国固有の領土であることを抹消し、新疆では古来多くの民族が集まり住み、多くの文化が交流し、多くの宗教が共存していたといった客観的事実を否定し、新疆を『東トルキスタン』と妄称し、新疆『独立』を騒ぎ立て、新疆の各民族を中華民族の大家庭から、新疆の各民族文化を多元的かつ一体の中華文化から切り離そうと企てている」と指摘。
「歴史の改竄は許されず、事実の否定は許されない。新疆は中国の神聖な領土の分割できぬ一部であり、新疆に『東トルキスタン』などがあったことはない。ウイグル族は長期の移動と融合を経て形成された、中華民族の構成部分だ。新疆は多くの文化と宗教が共存する地域であり、新疆各民族の文化は中華文化に抱かれる中で育まれ発展してきた。イスラム教はウイグル族の生来信仰し、かつ唯一信仰する宗教ではなく、中華文化と融合したイスラム教は中華の沃土に根を下ろし、かつ健全に発展してきた」と強調している。
また「現在、新疆の経済は発展を続け、社会は調和があり安定し、民生は改善し続け、文化は空前の発展を遂げ、宗教は仲睦まじく温順であり、各族人民はザクロの種のようにしっかりと団結し、新疆は歴史上最良の繁栄と発展の時期にある」としている。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年7月22日