外交部(外務省)の陸慷報道官は17日の定例記者会見で、中日双方が日本生まれの幼いジャイアントパンダ「シャンシャン」の中国返還の延期を決めたことを明らかにした。
陸報道官は「『中国野生動物保護協会と日本国東京都とのジャイアントパンダ保護研究実施の協力協定書』に基づき、東京の上野動物園で生まれた幼いジャイアントパンダ・シャンシャンは本来2歳に達した時点で中国に返還されるべきだが、現在中日双方はシャンシャンの中国返還時期を2020年12月末まで1年半延長することを協議の上決め、協定に調印した。この協定はすでに発効した」と説明。
「ジャイアントパンダは中国の国宝であり、対外友好交流を促進する『使者』でもある。中国側はシャンシャンが日本で心を尽くした世話と友好的歓待を受けているのを見て嬉しく思っている。細かな一つ一つの事から、日本国民がシャンシャンが大好きで、名残惜しく思っていることが感じられる。現在中国側は日本側の要請に応じて、シャンシャンがもうしばらく日本に滞在することに同意した。われわれはこの決定によって、シャンシャンが中日友好の『使者』としての役割をさらに発揮できることも希望する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年6月18日