公安部児童捜索システム「団圓」開設から3年

失踪児童約4千人を無事保護

人民網日本語版 2019年06月04日11:13

公安部児童失踪情報緊急公開システム「団圓」が開設されてから3年の間に、失踪児童に関する3978件の情報が公開され、そのうち3901人が無事見つかり、捜索の成功率が98%に達している。新華社が報じた。

2日に開かれた国務院反拐部際連席会議弁公室および公安部刑事捜査局が展開している「児童に愛と関心を寄せ、誘拐・人身売買に反対する」をテーマとするPR活動の北京イベント会場において、上述のデータが明らかにされた。

「団圓」システムは、2016年5月15日に正式に開設された。児童の失踪情報が公開されると、同プラットフォームは、公安機関と協力して、失踪から捜索に最も重要となる初期段階において、児童の失踪関連情報を、ニューメディアやモバイルアプリを通じて、失踪現場周辺の決められた範囲に拡散し、より多くの住民が関連情報を精確に把握できるようにし、直ちに手掛かりを提供し、公安機関と協力して一刻も早い事件解決に力を尽くしてきた。現在では、数多くのニューメディアやモバイルアプリが同プラットフォームに組み入れられている。

イベント会場では警察が、「子供に信頼に足る安全な人物リストを作成」や「子供の失踪後24時間以内は立案しないというのはデマ」といったような誘拐予防のためのミニ知識を一つ一つ、イベントに参加した保護者や子供たちに分りやすく説明していた。

同日、全国の公安機関は、統一プログラムにのっとり、会場での肉親さがしと鑑定・血液採取・誘拐防止PRグッズ配布・誘拐防止相談などさまざまな方法による誘拐防止PR活動を展開し、中国の誘拐防止事業の概況や誘拐防止に関する知識を紹介し、児童誘拐や人身売買犯罪に関する意識を高め、児童誘拐・人身売買犯罪を減らすため社会が共同で努力するよう呼びかけた。

「人民網日本語版」2019年6月4日

  

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