第10回中国衛星測位年次総会が22日、北京で開幕した。中国衛星測位システム管理弁公室の冉承其室長は、「中国産北斗測位型チップモジュールの累計販売量は8000万個を突破した。最新の22ナノメートル技術二重周波数測位北斗チップが、市場化応用条件を整えた」と発表した。人民網が伝えた。
冉室長はまた、「北斗は国の重要業界及び重点分野で標準スペックになっており、大衆消費分野で大規模応用されている。中国の北斗産業はすでに基礎製品、応用端末、応用システム、運営サービスによる整った産業チェーンを形成している」と述べた。
うちチップを始めとする基礎類製品は、北斗産業のコアの技術力だ。冉室長によると、中国産北斗チップやモジュールなどの重要技術は全面的な進展を遂げており、性能・指標は世界の同類製品に相当する。
うち北斗3号の新信号をサポートする28ナノメートル技術RFベースバンド一体化SoCチップは、IoT(モノのインターネット)とコンシューマー・エレクトロニクス分野で広く応用されている。最新の22ナノメートル技術二重周波数測位北斗チップは市場化応用条件を整えている。全周波数帯一体化高精度チップは開発中で、北斗チップの性能がさらに上の段階に上がろうとしている。
統計によると、中国産北斗測位型チップモジュールの累計販売量は8000万個を突破している。高精度プリント基板の販売量は国内の30%、アンテナは90%のシェアを占めており、100数カ国・地域に輸出されている。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年5月24日