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中国の風力発電機、アルゼンチンのエネルギー構造を改善

人民網日本語版 2019年04月08日15:01
中国の風力発電機、アルゼンチンのエネルギー構造を改善

アルゼンチン南部のパタゴニアは面積が広いが人が少ない。その高品質の風力資源は、世界各地の風力発電企業を引き付けている。空港からプエルトマドリンの市街地に入る道路の両側では、ずらりと並んだ白い「大風車」が風を受け回転している。新華網が伝えた。

中国金鳳科技股フン有限公司(フンはにんべんに分)が投資し、中国電建集団が請け負うロマブランカの4つの風力発電プロジェクトの建設が急ピッチで進められており、年内の竣工を予定している。完成後はデンマークのヴェスタス、フランスのアルストムが現地で建設した風力発電プロジェクトと共に、現地で無汚染かつ再生可能なクリーンエネルギーを供給する。

アルゼンチン電力卸市場管理会社との協定によると、中国側の投資額は約7億4000万ドルにのぼる。これにはアルゼンチン・チュブト州ロマブランカ風力発電群の4つのプロジェクト、ブエノスアイレス州南部の1つのプロジェクトが含まれ、風車を109基建設する。竣工後の設備容量は350MWに達する。中国企業が20年間の運営・メンテナンスを担当する。

アルゼンチンは投資を引き付けてクリーンエネルギーを発展させるため、風力発電企業に対して減税・免税の優遇策を実施している。企業が生産する風力エネルギーは高い価格で買い取られる。大まかな計算によると、中国のプロジェクト完成後、新規設備容量はアルゼンチンの2018年の設備容量の47%を占める。アルゼンチンの標準石炭使用量を毎年約65万トン削減し、CO2排出量を180万トン削減することに相当する。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年4月8日

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