中国青年報の社会調査センターと問巻網は先週、サラリーマン1996人を対象とした調査を実施した。その結果、サラリーマンの58%は、「昇進・昇給の鍵は、優秀なチームの管理能力にある」と考えていることが明らかになった。また、「今の若者は、職場で必要とされる一般教養を十分に備えていない」と考える人は71.7%に上った。「自分が成長するためには、社会人になってからの学習が大切」と認識している人は90.7%としており、72.9%の人は、「研修を通じて学歴や能力を高めることができる」と考えていた。中国青年報が伝えた。
〇58%が「昇進・昇給の鍵は、優秀なチームの管理能力にあり」
職場で必要なスキル・能力に関する質問では、調査対象となったサラリーマンのうち、「エクセルやフォトショップなどのソフトを使いこなす必要がある」と答えた人は65.1%に上った。このほか、「大勢の人の前にしたスピーチ力(52.8%)」、「パワーポイントの作成能力(50.5%)」、「英語やその他外国語能力(42.7%)」、「優れたコミュニケーション能力(40.2%)」、「チーム・プロジェクト管理能力(36.5%)」、「SNSアカウントの運用力(28.4%)」、「統計解析・量的推理力(19.3%)」などのスキルが挙げられた。
「昇進・昇給の鍵」に関する質問では、「優秀なチームの管理能力」と答えたサラリーマンは58%を占めた。その他の回答は、「人とのコミュニケーション能力(56.8%)」、「プロジェクト管理能力(53.4%)」、「卓越した専門能力(51.0%)」、「革新・創造力(38.7%)」、「最先端技術の掌握力(28.1%)」、「自己コントロール力と行動力(23.3%)」、「事務処理ソフト操作能力(20.1%)」だった。
さらに一歩踏み込んだ調査によると、「今の若者は、職場で必要とされる一般教養を十分に備えていない」と考える人は71.7%に上った。また、「自分が成長するためには、社会人になってからの学習が大切」と認識している人は90.7%を占めた。
〇「研修を通じて学歴や能力を高めることができる」72.9%
サラリーマンは、どのような方法で自身のスキルアップをはかるのだろうか?「研修を通じて学歴や能力を高めることができる」と答えた人は72.9%に上った。このほか、「オフラインの講座やトレーニングに参加する(56.4%)」、「IMOOC(慕課網)などのオンライン講座で学ぶ(47.6%)」、「同業者から教えてもらう(43.7%)」などの回答が挙がった。
職場の若者が備えるべき資質や能力に関する質問では、「若い人にとって職場で最も大切なことは学ぶことに意欲的で、専門について自己を高め続けること」と答えた人が54.4%に達した。そのほかには、「若い人はもっと責任を持つべき(52.8%)」、「向上心(49.8%)」、「なまけないこと(40.9%)」、「良い人脈を維持すること(36.7%)」、「持ち場をしっかり支えること(32.3%)」、「仕事に対する情熱を常に保つこと(31.7%)」、「職場のモラルをしっかり守ること(26.5%)」、「誠実さと信用(21.7%)」、「快適さを投げ打つ勇気を持つこと(13.2%)」、「和やかな対人関係を保つこと(10.4%)」などだった。
回答者を居住地別にみると、一線都市が35.9%、二線都市が49.89%、三・四線都市が14.0%を、それぞれ占めた。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年1月4日
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