北京師範大学舞踊教育研究室は21日、中国のネットユーザーを対象にした初のダンス美的感覚認知調査報告を同大学で発表した。その結果、中国のネットユーザーが最も馴染み深いダンスのジャンルはストリートダンスと広場ダンスだった。北京晨報が報じた。
同調調査は中国31省(直轄市)の都市部や農村部のネットユーザーを対象に、オンラインアンケートの方式で実施された。16歳以上の男女5万人が同調査に参加し、その中から3000人分の有效回答が得られた。
同報告の統計によると、中国のネットユーザーの美しいダンスに対する注目度は非常に高い。そのなかでストリートダンス、広場ダンス、社交ダンス、ラテンダンス、バレエに対する注目度がより高い。ダンスを習う年齢を見ると、小学生や大学生の時に習う人が多く、中学や高校の時習う人は少ない。そこから試験を目的とした美育やダンスから得られる利点に対するニーズが極めて高いことが見て取れる。ネットユーザーは主に、メディアを通してダンスに触れているが、以前はそのメディアとは、テレビや劇場公演などだったが、現在はスマホの抖音や快手などのショート動画アプリとなっている。人間関係への影響を見ると、中国の国民のダンス・美育に対して最も影響力を持っているのは「教師」となっている。
報告の統計によると、ネットユーザーが習ったことがあるダンスのジャンルのうち、ストリートダンスと広場ダンスが合わせて6割以上だった。また、回答者の2割以上が「一度も習ったことがない」と答えた。それらだけで、8割以上を占め、中国のネットユーザーはダンスという分野の経験がかなり不足していることを示している。 (編集KN)
「人民網日本語版」2018年10月24日
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