中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)はこのほど白書「中国金融包摂発展状況報告」のダイジェスト版を発表した。中国の政府機関が金融包摂に関する白書を対外的に発表したのは、今回が初めてのケースとなる。
同白書によると、2017年末現在、中国の銀行業ネットワーク・スポットの農村部カバー率は95.99%に達した。銀行業の小規模・零細企業への貸付残高は30兆7400億元(約501兆8213億円)に達し、13年末に比べて73.1%増加した。貸出サービスを受けた小規模・零細企業は1521万社に上り、13年末比21.7%増加した。17年に大規模・中規模商業銀行が金融包摂において顧客からの費用徴収を撤廃した項目は335件、徴収する費用を減額した項目は387件に上った。
同白書は、「今ある問題と課題に対処するには、金融包摂の供給システム、商品サービスシステム、政策環境による支援システム、リスク対策・監督管理システム、消費者の教育・保護システムの5大システムの構築を特にしっかりと行わなければならない」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年10月10日
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