中国自然資源部(省)が組織する第9回北極科学観測隊が今月18日から22日にかけて、今回の科学観測の見せ場となる北極海における無人氷上基地システムの設置に成功した。この無人氷上基地にはA型とB型の2種類の試作機がある。科技日報が伝えた。
中国極地研究センター極地海洋学研究室主任、研究担当者の何剣鋒氏は23日、記者のインタビューに応じた際、「これまでと異なり、無人氷上基地システムは北極の海洋・海氷・大気の各環境データの無人観測を実現する見通しだ。これらの長期的な基礎的環境データを集めることで、北極の海氷の変化、海洋・海氷・大気の相互作用メカニズムの研究を掘り下げることができる」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年8月24日
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