中国第9回北極科学観測隊は北京時間30日午前6時、極地観測船「雪竜号」に乗り、北緯66度34分、西経169度10分より北極圏に入った。新華社が伝えた。
観測隊員らは雪竜号のヘリポートで五星紅旗(中国の国旗)と観測隊旗を掲げ、「9北」「66度34分」などの人文字を作り、北極圏への進出を記念した。
中国第9回北極科学観測隊は20日に雪竜号に乗り上海を出発し、2ヶ月余りの科学観測を開始した。
観測隊のリーダーである朱建鋼氏によると、28日にベーリング海の公海で、水中グライダー「海翼号」の投入に成功した。中国が自主開発した水中グライダーがベーリング海で投入されるのはこれが初めてで、北極の科学観測に応用されるのも初だ。
また、観測隊は途中、海洋気象、海洋水文、海洋環境放射性核種などの観測活動を実施し、大量の観測データを入手した。
雪竜号は今後、計画に基づき北極圏の公海の予定海域で総合観測作業、北極基地総合作業などを実施し、中国極地事業化体系の建設を推進する。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年7月31日
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