米ニューヨーク州立大学ビンガムトン校は先ごろ行った研究で、日照不足の高緯度地域で暮らす人々が、強迫性障害になりやすいことを発見した。生命時報が伝えた。
研究者は被験者にブレスレットを装着し睡眠を取らせ、その体内時計の法則を分析した。強迫性障害の人は夜に不眠になりやすく、何とか眠りにつけたとしても目覚めが遅くなる。この遅寝遅起の生活習慣は、昼夜の変化に適応する人の正常な体内時計に合っておらず、十分に日光を浴びる機会が減る。この状況は高緯度の日照不足の地域で特に顕著で、さらに強迫性障害が悪化する。これは、高緯度地域の方が強迫性障害になりやすい原因だ。
同校の心理学教授は「新たな研究により、日差しをよく浴びることで強迫性障害の発症率を下げられることが証明できた」と述べた。睡眠の改善、体内時計の乱れの治療法についても研究中だ。研究チームは今後さらなる分析により、朝の日光が強迫性障害の治療に役立つかを証明する。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年7月31日
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