天津大学が19日に発表した情報によると、天津大学青島海洋工学研究院海洋フロートチームが自主開発した、大洋4000メートル級深海自己充足型プロファイリングフロート「浮星」が、海上試験に成功した。7月28日より南中国海北部の水深4000メートル弱の海域に投入し8月8日に回収するまで、「浮星」は10日間以上にわたり連続稼働し、26の断面で安定運行した。最大潜水深度は3550.3メートルで、データ伝送成功率は99.9%にのぼった。これは中国の4000メートル級深海自己充足型プロファイリングフロートが実用化に向け、重要な一歩を踏み出したことを意味する。科技日報が伝えた。
情報によると、深海自己充足型プロファイリングフロートは海の流れと共に漂う、破棄しやすい小型・低コストの水中移動観測プラットフォームだ。任意の海域内で自動で適合と潜水を行い、一定の水深で停止し、さらには浮上するといった機能を備えている。搭載されているCTD計、溶存酸素、ADCP(音響ドップラー流向流速プロファイラ)などのセンサーで、スムーズかつ正確に広い範囲の海水断面データを収集する。これは海洋への理解をさらに深める上で、海洋観測・探査の重要ツールとなる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年8月20日
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