2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と国際トライアスロン連合(ITU)は2日、スタート時間とコースの詳細について共同で発表した。東京オリンピックの開催期間においてトライアスロン種目は、東京都港区のお台場海浜公園で行われ、午前8時にスタートする。新華社が報じた。
盛夏の強烈な日差しと高温を回避するため、東京オリンピック組織委員会とITUは、もともと午前10時を予定していたスタート時間を繰り上げ、午前8時に変更。日本では今夏、猛烈な酷暑に見舞われており、一部地域では最高気温が40℃を超えている。ちなみに、1964年東京オリンピックは10月に開催された。
2020年東京オリンピックが直面する課題は、高温だけではない。お台場海浜公園の水質は、「大腸菌」が基準値をオーバーしている。同水域から昨年検出された大腸菌は、国際競技団体が定める基準値の最大21倍。担当職員は当時、この問題について、「暴雨による水質の一時的変化」と説明し、東京都もその後、お台場海域に大腸菌の流入を遮るための「水中スクリーン」を設置すると同時に、汚染防止策について検討を進めている。
トライアスロンのスタートとゴールはいずれもお台場海浜公園に設けられ、スイミング、自転車、ランニングの全てが公園内で行われる。日本トライアスロン選手権試合は、過去20年間にわたりお台場海浜公園で開催されてきた。
東京都で唯一のビーチを擁するお台場海浜公園は、レインボー・ブリッジと東京のスカイラインを一望できる。東京オリンピック組織委員会は、「トライアスロン競技会場は、これまでのオリンピックとは一味違う活力に満ち溢れた大都市の雰囲気を醸し出すであろう」としている。
ITUのMarisol Casado会長は、「お台場海浜公園の地理的条件は完璧であり、誰もがワクワクしている」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年8月6日
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