業界アナリストは、「日本政府筋のこうした態度表明からわかるのは、今後しばらくは、日本は仮想通貨とその取引、さらにはICOに対して開放的な態度を取るだろいうことだ」との見方を示す。
一部の仮想通貨で発生したマイニング産業チェーンで、日本企業は早くもいろいろと考えを巡らしている。GMOインターネットはマイニング事業向けに12ナノメートルプロセス技術の専用チップを開発し、次世代の仮想通貨のマイニングに応用が可能となった。同社によれば、「この革新は7ナノメートルプロセス技術のマイニングチップ実現に向けた重要な一歩」だという。
マイニングでの過剰な電力消費の問題を解決するため、日本の熊本市のエネルギー会社・熊本電力は、「より環境に優しい太陽光発電を利用してビットコインのマイニングの電力消費問題を解決する」という。
注目されるのは、日本の従来型の金融監督管理手段が徐々に仮想通貨の監督管理にも浸透してきたことで、積極的なシグナルだといえる。たとえば日本クリプトコイン協会は自主規制の草案を発表し、主な内容には取引所の管理職や社員など関係者から得た情報に基づく取引の禁止などがあり、株式市場のインサイダー取引禁止の規定を参考にしたという。
また日本の複数の機関が、仮想通貨への理解を深めるための取り組みを進めている。
日本の仮想通貨サポートセンターは中高年向けの仮想通貨取引の研修カリキュラムを開設し、こうした人々が仮想通貨に抱く疑問や懸念を解消し、投資に参加してもらうことを目指すとしている。
日本のマンガチームによる仮想通貨マンガも初めて登場した。代表の泰羅さんは、「仮想通貨を紹介する文章はたくさんあるが、文字だけだと、普通の人はあまり読もうとしない。(マンガのスタイルで)すべての人に仮想通貨とその潜在力を知ってもらいたい」と話す。
日本の会計事務所にも、仮想通貨関連の税務面でのサポートを提供するところがたくさんある。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年7月31日
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