中国で大人気となっているスマホゲーム「旅かえる」
阿里巴巴(アリババ)グループは今月2日、日本のスマホゲームアプリの開発を手がける「ヒットポイント」と戦略的提携を結び、ヒットポイントが開発し中国で大人気となっているスマホゲーム「旅かえる」の中国大陸部における配信権利を獲得したと発表した。ヒットポイントが中国の企業との提携とゲームの中国進出を行ったのは今回が初めてとなる。
放置系シミュレーションゲーム「旅かえる」は昨年末にリリースされた。その遊び方はいたってシンプルで、庭でクローバーを収穫し、旅立つかえるのために「おべんとう」や「どうぐ」、「おまもり」などの旅支度を整えるだけ。かえるは旅に出かけていることもあれば、家にいる時もあり、プレイヤーが支度を整えていなくても、かえるは旅に出かける。このアプリはそのリリース後、中国語版がないにもかかわらず、App Atoreでは無料アプリのダウンロード数でトップとなり、中国だけでもiOS端末で3000万回以上ダウンロードされるなど、大きな話題となった。
公開されている資料によると、ヒットポイントには現在、従業員が約20人おり、その平均年齢は約25歳。チームに分かれてさまざまなゲームアプリを開発しており、半年から1年のスパンで新しいゲームをリリースしている。これまでにも2014年にリリースした「ねこあつめ」を大ヒットさせている。
アリババは、「言語の壁が原因でゲームの本当のおもしろさを体験できていなかったプレイヤーには今後、一層ローカライズされたコンテンツを楽しめるようになるだろう。中国で唯一『旅かえる』の配信権利を持つ当社傘下の版権取引プラットフォーム・阿里魚は今後、キャラクター商品の開発やマーケティングといったあらゆる分野においてヒットポイントと提携し、『旅かえる』のグローバル提携を推進し、日本のブランドが中国における提携の機会をさらに模索し、市場を拡大できるようサポートしていく」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年4月3日
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