西昌衛星発射センターは26日午前3時44分、「長征2号丙」ロケットを使い、「遥感30号03」衛星を打ち上げた。衛星追跡船 「遠望3号」が南太平洋の海域で観測・制御に成功し、衛星は予定通りの軌道に入った。これは中国の遠望号船隊が今年の海上制御任務を完遂したことを意味する。中国青年報が伝えた。
遠望号船隊は中国宇宙制御ネットワークの重要な一員だ。同船隊の統計データによると、同船隊はこの1年間で天舟1号の打ち上げを含む11回の海上制御任務を実施した。海上作業時間は519日で、13万5000カイリ以上を安全航行した。これは地球の赤道6周分に相当する。
今年6月、「中星9A」衛星に異常が発生し、予定の軌道に入れなかった。大洋で待機中の遠望号3隻が動き出し、航行計画を適時調整し、同衛星の軌道変更と海上制御任務を行った。
同船隊が発表した情報によると、中国第2世代衛星追跡船の遠望3号は今年、2回目の技術改良を実施し、中国で最高周波の統一制御システムを搭載している。計画によると、遠望5号・6号といった中国第3世代衛星追跡船が2018年に1回目となる技術改造を行った後、来年度には全て公開される予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年12月27日
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